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2006年9月16日 (土)

undo & dolls <色々な愛の形>

B00005hp5001_scmzzzzzzz__1【undo】 見たい見たいと思いつつ、この歳になるまで観る機会を作れなかった、岩井俊二監督作品。

=あらすじ= マンションに住まう一組の夫婦、萌実(山口智子)とユキオ(豊川悦司)。ユキオの仕事が多忙になるにつれ、萌実は一人で時間を過ごそうと努力するが、少しずつ膨らんだ満たされぬ想いが心の中に堆積し、『強迫性緊縛症』という精神の病に犯されてゆく。身の回りのありとあらゆるものを縛る事で安心感を得ようとするが、やがてエスカレートしてゆき…。

映像美、作品の色味にとことんこだわりぬいているが、短く無駄なく、サクッと終わるので押し付けがましくは感じない。試験的な匂いのする映画。単館だから? 二人の住むマンションがヨーロッパの白亜の建物の内装チックと云うか、ぼこぼこの土壁風で、次第にロープが室内中に張り巡らされていくあたりはオブジェのように見えてくる。

ただ、マンションのエレベーターが工場の運搬用の昇降機っぽかったり、病院から帰るタクシー(?)が、外国のタクシーのように運転席と後部座席に網が張ってあるのが若干不自然さを感じてしまった。現実的な説得力がナイ。まぁ生活観がありありでも雰囲気壊れてしまうわけですが。

しかも萌実を診る精神科医が『これは愛の病です…』とか言っちゃうところ。医者のクセにそんな詩的なこと言ってんじゃね~!(胡散臭い医者の設定なので、それもありなのか)とか言って私も心の病の兆候を見せ始める…『泡を縛ろうとする萌実』の姿を、「かわいい~」と思ってしまった。

「(愛に)縛られているんじゃなくて、むしろ解けているんだと思います」と、夫が医者に言うセリフ。なるほどね…それでタイトルが『undo=ロープが解かれるの意??』だったんだ、と分かりました。ほどけないように強く強く、縛り縛られる事を欲していたんですね。

『リリィ・シュシュ…』でしょ、『花とアリス』、王道なところで『love letter』でしょ。観たいものがいっぱい出来ました。

小説が映画なりドラマになると大概が世界観が壊れて見られたもんじゃなくなるが、自身が映画化するものって、頭の中にある映像を反映させる訳だから…そんなに違和感は生まれないかな? 楽しみ~♪

Undo(1994) - goo 映画
Undo(1994) - goo 映画

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【Dolls】 文楽人形にいざなわれ、ストーリー展開していく色々な愛の形。

さすがっ! 画(え)にこだわる北野武監督! どのシーンにも象徴的な色使いがあり、すっごく綺麗です。帳の下りた夜の鉛色でさえも、ただのモノクロではなく、しっとりとした匂いが漂ってくるほど。

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全体的に静かな映画で全編を通して、出演者のセリフではなく、画面を彩る色とカットバック(フラッシュバックといったほうがあってるかも)と音楽で、ストーリーを伝えていく。登場人物の辿る運命について、動向や結末を具体的に提供するのではなく、見る側に色々な想像させるのだけれども結末の行き着くところは一緒…というか。それが一寸の隙もなく、ひとつの結末に向かわせるだけの説得力がある。

さまよい続ける恋人…菅野美穂&西島秀俊の衣裳がなぜかいつも綺麗に整い、しかも凝りに凝りまくっていて、互いの色もおそろだし、どこで拾って来てんねや~とも思うけれども。とても世界観に合っているので◎だと思いました。最後の羽織物が文楽人形とリンクしていて結末に向けて怖さを煽られる。

文楽…普段ならば黒子が見えているわけだけれども、バックの照明を落として暗くしてしまうと黒子が浮かんでこなくなる。そうすると人形の動きだけに集中できるわけですが…本当に人形の動きの繊細なことと言ったら! 表情は変わらないんだよ。人形だから。だけれど傾け方、揺すり方、振り向き方ひとつで様々な表情に見えてくるんだよね~不思議だよ。

北野作品はどうも馴染めそうもない、と思っていたけれどDollsの世界観はすごく好きかも知れない。菅野ちゃん、好きですし。表情が不思議なんですよね。あどけなく見えるときもあるし、それが不気味に見えるときもあり、透明感もあるが決して敷居が高くもなく普段は普通に話が出来る子だし…いつも妙に惹かれしまう。

途中に出てくる風車と、さまよう恋人をつなぐ赤い紐がどうしても『零2』を想起してしまうあたり、骨の髄までゲーム(零)マニアやなと、自分…思いました。『怖い』と想起させるアイコンは共通なのかな。お面…とか。

大体、私は映画の宣伝用ポスター(パッケージと言いますかね…上記2枚ね)でまず観たくなるか、全く関心を持たずかなのですが、この2本はその絵が綺麗やったから惹かれたし、絵から醸し出される世界観を裏切っていないと思いました。好きな2本です。

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