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2007年2月 1日 (木)

幸せのちから

=the PURSUIT of HAPPYNESS= ウィル・スミスの最新作であります。先日、レイト・ショーで観てきました。訳せば「幸せの追求…」でしょうか。綴りは作品、そのままの表記です。

「ネタばれがあるかもね、でもないかもよ~?」いや、ある。

ストーリーは著者クリス・ガードナー氏の実話に基づく。(映画的設定、演出に改変されてはいるのでしょうが…。)頭はいいが、高卒で資格もないクリスの賃金条件は悪く、生活はとても厳しいものに。ある日、仕事の途中で“赤いフェラーリから降りてきた男”にふたつの質問をする。「あなたの仕事は何か?」と「それはどういう仕事か?」と。男は株のブローカーであった。ブローカーになるのに、学歴もコネも必要のないことを知ったクリスは転身を決意し…。

映画では決して平穏ではない底辺の生活を描きながらも、ド派手な起伏はなく淡々、順々と個人の年表をめくるように進んでいく。「感動させよう」「泣かせよう」的な盛り上がりがないところを逆に自分はストーリーに現実味を与えているのかな…と良い様に解釈してみたのですが、思ったよりも静かな映画なので予備知識なく映画をご覧になった方は、肩透かしを食らうかも…?

小説を読んでないので、映画のプログラムよりの受け売りですが、実際にクリスがブローカーになる研修を受けられるようになるまでには、「ステイタス」も「経験」もない、と何度も門前払いを食ったようだ。

そこは持ち前のガッツ…人間力、行動力、そもそもの頭脳明晰さで乗り越えていくのだが、映画の中のクリスはとにかく走る、走る、走る! 肉体もそうだが、精神力もタフだったのですね。それはやはり支えてくれる存在があるからだろうか?

母親が子供を父親であるクリスに委ねる部分では、「え~私が母親だったら(猜疑心の塊になっているゆえに)絶対にこんな父親に渡さない!」と信じらな~い気持ちだったが、冷静になって“クリスは28歳で初めて実父に会えたという体験”を慮ってみると、子供から父親を奪ってはいけない…という母親の葛藤も解る気がした。本当は母親だって必要なのだけれど、クリスの子供に対する愛情だけは信じられたのかもしれない。実際、クリスは父親として一生懸命、務めようとしている。

中国人の経営するアヤシイ(?)託児所では、子供の成育によくないと思える事は意見するし、「子供と離れ離れに眠るのは考えられない」とホームレス同然の生活になろうとも、あくまでも「自分が子供を守るの」スタンスを崩さない。

その中で夜は少ない明かりを利用して株の勉強をし、日々どうやってやりくりするかと考え、研修中はそんな生活をおくびにも出さず…うーん。やはりタフだ。

…っていうか、「人間、クサるな!」って事ですよね。「努力した分、人間は勝ち組になれるんだ!」というクサい教訓ではなくて、億万長者になれるとかではなくて、自分の幸せの為…(クリストファー(息子)が幸せだと自分も幸せだ)という事を、追求した結果、発揮できたタフさなのですよね。

そしてラスト、静かに喜びを噛み締めるクリスの表情。それは俳優として抑えた表情で溢れそうな感情を示す魅力的な…表情なのだが、意図しているかはどうかは別としてクリスの周りに行き交うキャリアな人々と、教会へその日の寝場所を求めて立ち並ぶ人々を比べてしまうとねぇ…どうにもしようない無常感が襲う。アメリカは広いんだな~と思わされます。

もちろんクリス・ガードナー氏は、『自分だけが成功して終わり』ではない人物なのですけどね。受けた恩恵は必ずお返し、す。

そしてやっぱり触れたくなるのが、クリストファーを演じたジェイデン君の名演。時に“子供っぽく”単純に誤魔化されたり楽しんだり、泣いたりもし、時にずばっと大人顔負けの核心を貫いてくる。演技ではない演技。

オーディションで選ばれたそうですが、実はウィル・スミスの実子…なのは知られた話ですね。まわりは「コネ」で選ばれたといわれるんじゃないかと懸念もしたのかもしれませんが、ウィル・スミスは彼を一人の俳優と扱いつつ子役ならではの視点を尊重してもいる用に思えた。ナチュラルに受け止めているのがまたいい、と。

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コメント

ウィル・スミスの映画
見に行こうかな。

泣ける映画というよりも、
むしろ静かな感動をかみしめる内容…って感じですか。

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