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2007年7月17日 (火)

目が眩む

昨日の午前10時13分ごろ、私は会社で電話を受けていた。受話器を持ちながら「あれ? 私揺れてる? 目眩か?」というような感覚に襲われる。そのうちに誰かが「あ、地震だ」と一声をあげた。そしてユラユラ・ユラユラと床がローリングしているような長い横揺れ。

電話はゆうに1分前後話していたと思うが、電話を切ってもまだ揺れてる。「長い地震ですね~」と声をかけあいながら、果たして震度はいくつだったのだろうかとyahooを開く。地震速報って、トップにすぐ表示されるじゃない? けれども自分には「遅いな…」と思えたほど、中々反映されない。そのうちに新潟の十日町市のお客様から「今、出先からなんだけど新潟でまた地震みたいで…」との電話があった。その時、「また新潟で地震か!」と思わず手が震えてきてしまった。

(十日町の)家の電話は繋がらないし、状況が分からないのでテレビニュース見てくれない? と頼まれたのでコードレス受話器片手にテレビへダッシュ! NHKを見ながらやりとりし、その間も手の震えが止まらなかった。震源がまた中越沖、それも列島のごくごく近く、柏崎市を中心に被害大の様子、しかも長野の方まで! これは十日町も被害少とは言い切れない…と想像できたからだ。

前回の地震の時もそうだったんだが、反対の太平洋側のこの地までも揺れが伝わってきて震度3でしたからね。その大元がどれほど大きい揺れだったかと思うと地元の方々は怖い思いをされただろうなぁ…。

前回の中越地震の際には、このお客様はお身内にも、建物倒壊などにも大きい被害はなくて「自分なんかまだ幸いなほうかもね」と話されていたんだが、やぱり精神的な恐怖というか追い詰められた感がしばらく拭えずにいらした様子でした。

地震はいつどこに来てもおかしくないという状況とはいえ、しかしながら地震なんか地球上のもうどこにも起きて欲しくないんだが、やっと少し傷が癒えてきた地をあえて再び襲うかぁ~「神様の無慈悲!」と責めたくなる。ホント気の毒でしょうがないよ。

目に見える物的被害も大変ですが、それよりも心理的・精神的な影響の方が心配です。不安で眠れない状況は体調にも大きく作用してしまうだろう。特にご年配の方、子供たちの事。それぞれの立場で不安に思うこと、内に秘めるものも違ってくるのだろうし、もちろん大人もペットも家畜もだが、やはり精神的耐性の弱いであろう人達のことに思いが至ってしまう。

もしも私に魔法が使えたら、被害に遭われた街並みを元のように戻せるのに…等と非現実的・現実逃避な考えをしてしまったりする。でももちろん1000%無理なので、もっと現実的に何か少しでも支えになれるようなことを自分でもできる事をしていきますね。

どうか~元気を出してくださいね~!

無理して明るく振舞う必要は決してないのだけれど。

ところで今回の地震は、建物は半壊より全壊するパターンの方が多かったようです。それはゆっくりとした横揺れ=キラーパルスと呼ばれるものらしい=が、木造の建物に共振反応を起させ崩壊させるもののようです。阪神淡路の震災、能登半島地震の時も同様の原因だったとか。特に古い(歴史、伝統あるとういう意味ですが)家屋は打撃を免れないでしょう。それに地方であれば多いですしね…。

ニュースを見ていてお寺が倒壊している場面…恐ろしくなりました。立派な日本家屋で瓦屋根が重いせいでしょうが、屋根を残し他は全てぐしゃりと押し潰している。お寺なら中はほぼ広間でしょうし、屋根を支えているのは耐力壁のような“面”や“線”ではなくて、柱の点で持たせているのでしょうし。

話それますが、建物を囲う塀はブロック塀ではなくて生垣の方が良い、とも聞きます。じしんで倒れた時にブロックよりも生垣であれば被害少であとうと。確かに~場合によっては凶器にもなるということですね。

地震を予知する機械で、ちょっと詳しい数字は分からないのですが予知したものを住民に警報できるのが地震が起きる前のほんの数秒だとか。でもその数秒で、例えば室内ならば窓・ドアを開けて逃げ道を確保する、火を消す、机の下に潜る。外にいたならば塀から倒れる、安全そう(?)な軒下に逃げ込む等の行動とあらかじめ心の準備ができるだけであり方が違ってくるようです。なるほど…。

――と色々考えながら昨晩、洗い物をしていたら急に目眩を感じた。かすかに頭痛が起こりそうな気配、やばい早めに寝ようと寝たはいいが、明け方に激しい頭痛で目が覚めた。もともと頭痛持ちとはいえ激しく動いている日中なら兎も角、夜の休息している時に頭が痛くなるなんて、しかも鈍器で殴られたような痛み…尋常じゃないと思った。起きだして少し意に食べ物をいれ、痛み止めを飲んだはいいが、そのうちに悪寒が始まり車酔いしたような吐き気を催し、とうとう吐いた。その後数回、もう最後は胃液しか吐けなかったッス。

何かよからぬ事態を察知して具合が悪くなったのだろうか、とぶるぶる震えながら不安に襲われる一方で、でも自分の家で横になっていられるのだからそれほど安心できることはない、と冷静に考えもし――。

自分、タバコも酒もやりませんから深刻な疾患が起きてるとは思えないというのは過信か? 自律神経の乱れだと言う気がするが。

なんとも情けない状態で私の朝は明けた。

【ドラえもん募金のおしらせ】 新潟県中越沖地震の被災者支援のための「ドラえもん募金」が開設されました。

晴れ時々地震

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2006年10月21日 (土)

→負の連鎖←

『いじめを苦にしての自殺・または未遂』、この事件を日記に取り上げている方は多いかもしれないが――。

このところ数件頻発したので、傷だらけの無防備な心に共鳴・連鎖反応がおきてしまうような予感がして怖かった。「ああ、死んでしまえば楽に慣れるんだ」と…。

いじめの真相として、中には担任教師が誘発させているものも。理由は「からかいやすかったから…」 おまえはアホか? 日頃のストレスかなんか知らんが、生徒をからかう事で発散してんじゃないよ。例えそれが“悪意”を持った言葉でなかったとしても、言われた本人にとてつもなく傷を与えてる事ってあると思うしね。言葉って怖い。だからこそ無防備な心を持った子と接する立場の人は余計に注意を払って欲しいと願うわけです。

いじめはいつの時代にもあることだし、陰湿じゃないものなんてないと思うが、私らの時代は「自分がやられて嫌な事は人にもやるな」と教わった気がする。

学級崩壊が騒がれる中で先生も大変だろうとは思うが、悪いのは先生ばかりではなく、親そのものの意識改革をせねば、『モラルの低下』は止まらない気がする。だって道を歩いてて思うもん。私も誉められた性格ではないし、全ての親御さんが愚かだとは思ってないけど、モラルの低~い親御さんの多いこと多いこと。

守れるわけがない。“大人になっていない大人”が多いのだから。そんな大人達に子供が守れるわけがない。そもそもこういう社会になった原因は親世代に余裕をなくさせている社会が悪いのかもしれないが。そんな大人を育てた祖父・祖母世代も悪いのか? 心が貧困そうな大人ばっかりですもんね。

自分も含めての戒めですがね――。

話し変わります。桐野夏生『柔らかな頬』を読みました。

柔らかな頬 Book 柔らかな頬

著者:桐野 夏生
販売元:講談社
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幼女失踪事件を巡り、幼女の母、父、妹、関係する人々の人間模様が描かれたヒューマンものです。

数人の主要な登場人物の視点で話が描かれていて…本題(失踪事件)の経緯に触れられることなく、他の人物の生い立ち等、説明口調がだらだらと続くので、うちの父が前半数ページで読むのをギブし、私に回してきた。

「これって最後まで(事件が描かれることなく)、この調子が続くんじゃないだろうなぁ~」と父が予言していた。正解です。その通り。事件の経緯は最後の最後で出てくる。

ん~普段、推理小説を読みなれている私としてはスッキリしねぇな~こんな結末。事件の動機・顛末・解決・その後を読むことでスッキリした気分を味わいたいじゃない? なので朝方に読み終わった後、『無力感』を抱えたまま眠りについた。

ただ、目を瞑りながら考えていた事は、各々の描写背景に出てくる伏線が、きちんと他の人物にバトンリレーされているところは、一本の太い線を感じた。あとこれだけ時間の遡行が入り乱れるのに、混乱せずに読めるのはやはり作者の力量なんだろうな……。

主な登場人物である母親は娘を失った無力感を『時に他人を疑う事』で解消し、自分の感情の赴くままに行動する。「そもそもの原因はあんたなんだよ」と言ってやりたい。幼女を苦しめていたのはアンタなのだ、と。その事に気づけよ愚か者、と。他人の気持ちも考えろ、と。他人にも感情があることに気づけ、と。因果は巡るのだ。

子供さんのいる親にとって人生最大の悲しみは、「我が子の葬式をしなければならなくなった時だ」と昔、父が言っていた。私もそうだと思う。私には子供はいないけれど、子供さんを失った親御さんの気持ちは想像を絶するものだもの。

魂を奪われ、心の時間が止まってしまう事なのでしょうね、きっと……。

無防備で傷つけられた心で苦しみと戦う事はとても辛い事だろう。「もう戦えない」と諦める前に、もっとズルくなっていいのだからね。頑張って戦わなくてもいい。大人なんて子供にいくら苦労をかけられてもそれを厭わない生き物なのだから、心配をたくさんかけてやれ。それが嬉しいのだから。親がダメでもいつかそんな大人に会えるから。

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2006年4月27日 (木)

耐震偽装

常日頃、デベロッパーはマンションを建てすぎなのでは??と感じていましたが、こういうところに歪みが出ましたね…。 

最初、この事件がまだまだ発覚したばかりの頃、「え?申請書類の偽造? そんなの工事が着手される前に書類が審査通らないじゃん。万が一偽造書類が通ったとしても、中間検査とかでばれるじゃ??」と不思議に思っていた。

ははぁーなるほどね~書類を検査せずにスルーさせてたんですね。しかも検査とかに立ち会っても鉄筋の本数だのコンクリ厚だのが適正か否か発見できる検査員がいなかったという事ですよね。それじゃ確認検査機関の意味がなされないじゃないですか…。まともなお仕事してないのに、利益を得ていたって事ですか?
うーん…。民間企業なので綺麗事で仕事取ってくるよりも儲けが優先される点は多少はあるとは思いますが、これは…。集団詐欺ですね。

そもそも姉歯氏のような、いち建築士が単独でこんな大それた偽造を何年も続けられる訳はないワケで、木村建設なりヒューザーなり総研が裏で糸を引いている事は誰が見ても明らかだと思うのですが…タナボタ式に建築業界のナァナァな体制が明るみに出て良かったですね…言葉に語弊がありますが。
ただ氷山の一角と言えるでしょうけれどもね。

詐欺罪で立件か…。朝のニュースで誰かが言っていた。「これはある意味殺人事件ですよね」そうですね。確かに。間接的な殺人だ。未必の故意だ。地震が来たら倒れちゃうかもしれないな、そうしたら住民はみんな死んでしまうだろうな…と。住民だけじゃないです。中高層マンションが崩れたら、近隣住民のかたも巻き込まれます。

うーん。
憎むべき奴らが逮捕されたところで、莫大なローンを抱えさせられた建築主や購入者等の被害者はこれからどうなってしまうのでしょう…。全額補償される事はまず無理ですよね、もう。
瑕疵担保責任と言った所で会社にその責任を負いきれる財源がないでしょうから。国も救済と言った所で…天災じゃないし、ある意味では天災だが、詐欺の被害者はだまされた方も…という事になってしまうんでしょうか?穏便に解決ということはまずあり得ない。長い戦いになりそうですね。けど解決する日が来るのかなー?
罪深き事をしでかしてくれたものよ。しかも企業が集団で。
恐ろしい…。

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