GWに 相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソンを観てきました。
観た映画は必ずパンフレットを買う派、なのですが…売店に行ったら「相棒」のパンフレットだけ売り切れていたっ
こんなこと、初めてですよ。予想以上の人出だったのでしょうか? そういえばレイトショーだったのに満員御礼でしたもの。まぁGW中でしたしね~
館員の方に「いつ入荷しますか?」と訊いたら、「申し訳ございません。未定です」とさっくり言われてしまいました。 多めに用意しといてよぉっっ
ってことで…先日ようやく手に入れました。相棒パンフレット。映画館が近くにあって良かった~
その近所ゆえに映画を観た日は知り合いにバッタリ会っちゃったりしたんですが。向こうはご家族で来ていらした。よく家族で映画を観にいかれる仲良し一家らしく今月の鑑賞は家族満場一致で「相棒」!!! だったそうです。そういえばカップルよりも家族連れが多かったようだ。
パンフは「ネタばれ」ありとのことで、厳重に封緘されていました。ははは、早く読みたいのに、封をびりびり切ることができず家までひたすら我慢した。パンフも手に入ったことですし、感想なんぞを書いてみようかと。ネタばれしてしまうと思うのでご注意くださいましぇ。
冒頭は異国の穏やかな農村に鉄の塊(戦車)が踏み込むところと、ショッキングなシーン入りの空撮で始まる。とても静かだが背筋に寒いものが走る。全てのコトの発端だ。現場に残された謎の記号にテレビ画面を通じてだが右京さんが一番に気付く。(二人の登場シーン…「右京さんと薫ちゃん、デケェー!!」でした。いつもテレビサイズで観ているから、迫力ありすぎてちょっと変な感じ。これは劇場版なんだ~スゲー!! と思いました)
次いでご登場は片山雛子議員。小包爆弾の被害にあった雛子ちゃんを特命係がおとりとなって護衛をすることに。移動中に爆弾魔に襲われる訳ですが、ここでは薫ちゃんの機転により片山議員を含む護衛の全員も命拾い。だがここにも前記の事件に通じる謎の記号が…。
その後も次々と起こる猟奇的な殺人。その全てに残される謎の記号と陣川君がもたらした情報により、これが連続殺人であることがわかる。そして事件が起きる現場に必ず一歩先に現れる女子大生、これが本仮屋ユイカちゃんなんですが…身柄が保護された武藤かおり弁護士事務所にて、この事件の大まかな真相が分かってしまいました。
だって…真の意味で根深い動機を持つものは、この人をおいて他にいないじゃない?
予告CMを見ている方ならば、このストーリーの背景に「どこかの国で難民救済のボランティア活動をしていた青年が、ゲリラに捕らわれて命を奪われる」という件が絡んでいるんだろうな、ってことは想像つくと思うの。
「相棒」の素晴らしいところは、ときに社会性のある深いテーマだ。と私は思う。
そりゃ右京さんの洞察力、慧眼は舌を巻きますよ。薫ちゃんの無鉄砲さも味だと思うし、私は美和子ちゃんが一番スキなキャラだったりするんだが、鹿手袋さんと浮気されたときにゃあ、本気であったまきてテレビを見なくなっちゃったりした(しばらくしたら二人は無事に結婚してたので再び見だしたけど
)。「特命係のカメヤマァ」の伊丹さんも最初は耳についてしょうがなかったんだが、最近はコレがないととっても寂しいしね~
「相棒」の魅力は他にもいっぱいあるんだけれども、ときにものすごく悲しいテーマで、ぐっと胸に迫るものがあったりすると色々と考えさせられてしまう。
右京さんは犯人に言いますよね。「あなたの気持ちは理解できる。けれど、あなたのとった方法は間違っている」と。(正確な言い回しは忘れましたが)
右京さんはいつもそうですよね。情に流されることは決してない。だからといって冷血漢というわけではないのだが、容疑者がとても親しい人だからといって「あの人が犯人の筈がない」などと目を曇らせてしまうということがない。パンフの水谷豊さんのインタビューにも書かれてありました。それが警察官としての「右京の核なのだ」と。
話がそれますが、「相棒」シリーズの中で心と頭に染みついて離れないストーリーがあります。それは「時効を迎えた殺人犯が事件を告白して、でも被害者の肉親にも世間にも犯人の実名は公表されない」というもの。被害者であるお嬢さんのご両親は、なんとか犯人の実名を教えてもらおうと何度も足を運んでくる。罪悪感に苛まれ、誰もがこのご両親を疎んじるんだが、右京さんだけが逃げも隠れもせずただ二人に対して首を横に振る。それも来るたび来るたび、よ。「教えることはできない」とね。そしてうなだれて帰っていく両親の後姿を見つめながら右京さんは薫ちゃんに言う。
「あの姿を、私たちは決して忘れてはいけない」と。そのことを思い出してしまいました。
映画の話に戻りますが、日本でも同じような事件がありましたね。ゲリラに捕らえられた日本人、尊い命を落とした方も。そのご本人やご家族や身の回りの方々に何が起きたか、世間が(暴走するのは一部の人でしょうけれど…)どんな目を向けたか、が想像に難くない気がしました。好き放題なことを言っておいて、そのうちあっさりと風化させてしまう。
なんて悲しい習性なのだろうと思えました。相手の立場に立って物事を考えられなくなるっていうんですかねぇ。そういうところ。もちろん自分も含めて、ですが。愚かだな、と。
チェスの件は自分に馴染みのないゲームなので少々難しかったが、チェス盤がクリスタルなのはオシャレでしたね。直接文字を書き込んじゃうところも、後の裏から透かす仕掛けも、なるほど~こういうところに繋がっていくのかと思った。撮影も仕掛けも映画ならではのスケールに持っていってましたもんね、二時間ちょっとがあっという間でした。
ただ…後から振り返ると、あのマラソンシーンは大々的に取り上げられたほど迫力を感じなかったのはなぜなんだろぉ? 撮影、大変だったんだろうな~とか、エキストラの方々、いい記念になっただろうな~とか。そういうことは考えるんだけど、ちょっと肩透かしでもあった。処刑リストから逸れてなぜ標的が東京マラソンの観客たちにかわっちゃったの? みたいな。私はその辺のことが少々うまく飲み込めずにいます…。
そういう意味では、犯人のやろうとしていたこと(Sファイルを世間に知らしめようとすること)の目的が達せられるはずだったということなのだろうけれど。暗躍している警察官たちのほうが注視されてしまうせいか? 美和子ちゃんとたまきさんがいたって平和に走ってる姿をあまり堪能できなかったせいか?
夫の感想だが「なんか…いつもの(テレビの)ノリがないのは、ちょっと寂しかったな」だそうです。それをやっちゃうと白けてしまうからじゃない? …と応えたものの、そうですね。映画ではおなじみのメンバーよりも準(?)レギュラーのほうが活躍してましたもんね。やっぱりちょっと「相棒」にはマニアックなところがあってほしいのかも。
雛子、最後にやりやがりましたね。父親を売る娘…それが雛子ちゃんの正義なのか、したたかなる計算なのか。木村佳乃さんは三枚目よりしたたかな悪女(美女)の方が似合う。柏原崇も結局セリフすらなかったけど、削げた顔と無精ひげ、なかなか不気味で、かっこよかったです。
ほかに泣く泣くカットされたシーンがあるのならぜひ見たいと思う。もう三時間でも四時間でもいいですからっ!!!!!
最後にもうひとつだけ。公式サイトにあったチェス駒反射神経ゲームにはまりました。3つのうちひとつだけ全問正解できて「右京クラス」になれたのがうれしかったです。他のふたつは「薫」でしたが。くそぉ~
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