夫の郷里より送られてくるサツマイモの中に時々紫芋がまじっている。
芋素人(?)のあっしにゃ~一見して区別がつけられないため、料理しよう~♪と皮をむき始めた際に「あ、こりゃ紫芋だった」と気付くのだ。紫芋と気付いたからには、もうとても料理には使えない。とてもとても勿体なくって。
だって想像できます? 紫芋の味噌汁や薩摩汁なんて、紫芋の煮っころがしなんて!
その光景は、上品で優雅な暮らしをしている方が慈悲心ゆえ、謙虚な性格ゆえに質素な身なりをして庶民の中にひっそりと紛れ込もうとしているかの如し、ですよ。けれど生まれ持った高貴さは消しようもなく、恐れ多いったらない。そこここの庶民ども、ひかえおろう~ここに居るお方をどなたと心得る! ってな。
私が初めて紫芋をまじまじと見たのは、お節のお重に詰める“きんとき”にされたお姿でした。あのつやつやと上品な紫色っぷり。あの丸っこくされた美しい佇まいにただただ感嘆し、いまだにその時の感動が忘れられません。
「天然のものでこんな紫色がでるなんて!」という衝撃だったのでしょうね。
で、私は紫芋を見つけたら色そのものを楽しめる調理法――その名はスイートポテト――にしたいのです。上品だの気品あるだの誉めそやしておきながら、結局喰うんですけどね。はい。
数あるサツマイモ山の中から、爪で表面を引掻いて紫芋だけを見つけ出す。皮を剥いてふかしてスイートポテトの準備――をしている最中で、「これをワッフルにしたらどうか…」等という冒険心が浮かんでしまった。そうと思ったからにゃあ実行せずにはおられない。
さあ、生地の中に小麦粉とベーキングパウダーを加えてワッフルメーカーに投入だ!
すると意外といい感じに焼きあがりました。やはり綺麗ですね~色が。この色は本当に感動する♡
――といいつつ、成功したのはこれだけでして……。
残りはワッフルメーカーを開けた途端にパッカリと上下に分かれてしまい、この子達は残骸です→
まぁそうは言っても、味は変わりはしないのでこれまたやはり喰らうのですが。
次はもっと工夫して、粘り気の強い生地にするなどして失敗することのないように…!!↑って懲りないやつだ。
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